激変する黒鬼の殺意を見て、銃佐ェ門はソレであると気付く。 皐月も、ソレが発する、全ての生物に対する殺意に反応し、背中の大太刀に手を掛ける。 「……なっ!?」 闘兵衛のみがア然とし、黒鬼の行動が信じられないというような表情で、言葉を漏らす。 変化に驚いたのでは、ない。 黒鬼の行為に裏切られたような、そんな表情を、闘兵衛は浮かべていた。