「桃華が相手をするって言ったんだ……。俺達の出る幕はねぇよ」 闘兵衛はそう簡単に答えて、さらに足を進める。 銃佐ェ門と皐月は仕方なく、それに続いた。 「「……」」 桃華とロインは示し合わせたように、無言で互いの距離を狭めて行く。 「!?」 間合いには入っていなかったが、闘兵衛とすれ違う瞬間、ロインに緊張感が走った。