「顔見知り、か……?」 確かめるように声を発した闘兵衛に対し、桃華はゆっくりと頷く。 「そうか……。それなら任せる」 闘兵衛はさも当たり前のように納得すると、歩を進め始める。 「オイッ!?……イイのかよっ!!?」 慌てて銃佐ェ門は問い質すと、闘兵衛は振り返る事なく肩越しに口を開いていた。