「クロオニぃ~?また、鬼かよっ?……しかし、お前に勝てるヤツなんかいるのか?」 銃佐ェ門は苦虫を噛み潰したかのような表情で、闘兵衛に問い掛ける。 「三度闘い、二度叩きのめされている。ハンパな相手じゃねぇよ……」 「っギョッ!?」 闘兵衛の説明に対して、銃佐ェ門はありえない表情で、吹き出す。 鬼鴉にそんな人材がいるとは、思ってもいなかったからだ。