鬼 鴉【総集編】



「「?」」


銃佐ェ門と皐月は、桃華のその発言に首を傾げ、互いに見合ってしまう。


「すみません。単なる勘なのかも知れませんが、……あの人の存在を、感じるんです」


桃華は自分の言葉が与えた誤解を訂正すると、城を眺める。


「あぁ、いるだろうよ。……俺も、気配を感じているからな?」


「……鬼人、のか?」


桃華に同調するよう口を開く闘兵衛に、銃佐ェ門は即答で尋ねていた。