「別に……、全てが終われば日本に帰ってもイイだろう?」 ぶっきらぼうに、闘兵衛は即答する。 「その後の事は、自分で決めればよかろうよ?」 目的を果たせば、ソレで終わり。特殊な状況で作られた関係は、解消されるだろう。 闘兵衛は戦うという行為の愚かさに、付き合うつもりはなかった。 「そうだな……」 短く言葉を返す銃佐ェ門は、闘兵衛の思いを感じとり、空を仰ぎ見る。 闘兵衛ら一行は、いま、鬼鴉との最終決戦の道程を歩むのであった。