鬼 鴉【総集編】



「ですが、今日トウカ様のお顔を拝見しまして、コレで良かったのだと、わかりました」


アークは己のわだかまりを解消させたのか、納得したように呟く。



「僕達にはあの笑顔を取り戻す事が出来ないと、思いますから……」



少し哀しげな表情を浮かべて、アークは言葉を切った。


「そうか……」


軽く笑みを浮かべ闘兵衛は頷き、呟く。


「度々の無礼をお許し下さい。……今は、アナタに感謝しております」


感銘という言葉があるのだが、アークは闘兵衛に心から礼を述べるのであった。