船上の甲盤で、アークは1人で海を眺める。



アークらの申し出を受け入れた桃華は、船室にて元親衛隊の隊員達と再会を喜び合っていた。


安堵の表情でアークは笑みを浮かべて、船室に戻ろうとする。



「……ちょっと待ちな」



不意にアークの後方より声を掛ける人物がいた。


銃佐ェ門、である。



「っ!?」



後ろを覗き込んだアークは、息を飲む。

銃佐ェ門は回転銃の照準をアークの頭部へと狙い定め、構えているからであった。