「……お久しぶりです。トウカ様……」 少年は桃華に向けて頭を下げると、落ち着いた声で語り掛ける。 「……アークっ!?」 桃華は少年の名前らしきモノを呟き、ア然となった。 少年の名は、アーク、という。 鬼鴉親衛隊の隊員であると同時に、桃華の従者を務めた少年だった。