「そうですか。まあ、私も貴方に救われたクチですから……、最後まで付き合いますよ」 諦めたように表情を崩すと、黒鬼は苦笑いを浮かべて、呟く。 「フン……」 鬼人は自虐的に鼻で笑うと、その場を後にする。 黒鬼も、鬼人に倣うように続いて行く。 歩みを止め、鬼鴉は地盤を固める事に専念する。 しかし、黒鬼は胸に抱く不安をいまだ、口にしてはいなかった。