奇妙な沈黙が続き、黒鬼は言葉を失う。 「ブレイドは反撃も出来ないまま、闘兵衛に殺された。と、聞き及んでいるわ……」 何処で仕入れた情報なのか、紅拳は自分の持ち得る情報をさらけ出すと、さらに続ける。 「私にしろ貴方にしろ、そんな芸当は、無理でしょう?」 そのまま伺うようにし、黒鬼の反応を待つ。 「……あぁ」 黒鬼は渋い表情を浮かべて、短く答えた。