「ドコで、ナニを間違ったのかねぇ……?」 「……」 大剣を正眼に構えているランスは、感情を込めるワケでもなく、沈黙を守り無心を通す鬼人に声を掛ける。 「人を顎先で使おうなどと、思い違いもはなはだしい……」 己を省みての、苦言であろう。 「俺達はそういう権力者には、なりたくなかったんじゃないのか?」 言葉を続けるランスは、鬼人を憐れむように問い掛けた。