鬼 鴉【総集編】




「と、桃華……」



闘兵衛は事態を把握出来ず、呆気にとられたように、その名を呟く。


「……貴方は、証、だと言った」


「……」


桃華は神妙な表情のまま声を発すると、凍り付いている闘兵衛に近寄る。



「私にも、貴方の証を、つけて欲しい……」



そう言い切り、桃華は身に纏う薄布を床に脱ぎ捨て、生まれたままの姿になった。