状況に流され、決心した覚悟を恥じる。 闘兵衛は、自分を桃華として扱ってくれていた。 日本でも、鬼鴉でも、偽った名で己を表現しようとあがらう。 桃太郎でも、闘華でも、ない。 唯一、女性としての桃華を知る男性である。 闘兵衛の想いを、ただ、白刃に見据えた。