「コレ以上、手伝う義理も無い……」 きっぱりと関係を断ち切りながらも、余韻を残すように呟く。 「まぁ、アンタらが仲間になるのなら、別だけどネェ?」 「世話になったな」 間髪入れずに、闘兵衛が否定すると、ジェノスは少し芝居がかった態度で肩を落とし、溜息を漏らす。 (……ジェノス……) そんなやり取りを見つめながら、桃華は先の内容を思い出していた。