「……イイのかい?」



桃華とアークのやり取りを遠目に、ジェノスは伺うように挑戦的な眼で、銃佐ェ門に問い掛ける。


「あぁ。あいつの目的、闘兵衛がそうと決めたのなら、俺はソレでイイと思う……」


自分に言い聞かせるように、納得させるように、銃佐ェ門は口を開いた。


「鬼鴉とは……、区切りをつけたのかもしれないナ?」


銃佐ェ門は金剛石の首飾りを軽く握り締め、微笑みを浮かべ答える。


「……」


その傍らで、皐月が複雑な表情を浮かべていた。