戦いは、終わり―



休戦ともいえる状況で、各自が己の処理を済ませている。



「闘華は、死んだ。と、鬼人に伝えて下さい」



「……トウカ様っ?」



桃華の言葉の意味を把握出来ず、アークは目を白黒させると、震える声で上官の名を呼んだ。


「……ゴメン、ね?」


アークの頭を優しく撫でながら、桃華は哀しげな表情で呟く。


「……っ!!?」


その言葉の意味、重みをアークは歯を食い縛り、直立不動で受け止めた。