鬼 鴉【総集編】




「……イイだろう。相手になってやる」



闘兵衛は闘華の導き出した言葉に、動揺もせずに答える。


「刀を抜け、闘華……」


まったく怯む事も無く、闘兵衛は再び戦う為に、構え直す。

微塵も焦りを見せないその立ち姿は、闘兵衛なりの覚悟であろう。


微動だにしない戦いの構えは、必殺の匂いすら、漂わせていた。