闘華の眼に最初に映ったモノは、ブレイドの死であった。 (ブレイド、殿っ……) 口から大量の血を吐き出し、絶命する姿は見るに見かねる。 元とはいえ、共に戦った事のある仲間の死は血を逆流させる程の、激情を闘華に与えていた。 闘華は毅然とした表情を浮かべ、その敵へと視線を送る。 そして、停止した―