「援軍……、か?」 空気の変化、人の流れを感じとったのだろうか、ジェノスは呟く。 鼻が利くという訳ではないが、ジェノスは勘が鋭い。 海賊稼業であるからか、危険に対する反応が早かった。 にわかに闘兵衛らの緊張感が増し、新たなる敵に備える。 間を置かず、1人の女性が現れたのだった。