「あ、あーちゃん! あいちゃん!!」
倒れこんだ茜と藍奈を助け出そうと、紫音は前に飛び出した。が、その眼前に女が入り込む。
「!!」
紫音は後ろに飛んで、女と距離をとった。
「さあ、大人しく従ってください。これ以上の手間はあまりかけたくはないのです」
冷たい声が耳に入り込んでくる。倒れている藍奈が、苦しみにもだえながらも紫音に逃げるように言うのが聞こえる。
「もう一度、わたしからも聞いていいですか……? わたしを連れ去って、どうするんですか?」
女はしばらく沈黙した後、ゆっくりと口を開いた。
「御冠神楽麟紅の、誘導」
「兄さんの……?」
女は無言で頷いた。
倒れこんだ茜と藍奈を助け出そうと、紫音は前に飛び出した。が、その眼前に女が入り込む。
「!!」
紫音は後ろに飛んで、女と距離をとった。
「さあ、大人しく従ってください。これ以上の手間はあまりかけたくはないのです」
冷たい声が耳に入り込んでくる。倒れている藍奈が、苦しみにもだえながらも紫音に逃げるように言うのが聞こえる。
「もう一度、わたしからも聞いていいですか……? わたしを連れ去って、どうするんですか?」
女はしばらく沈黙した後、ゆっくりと口を開いた。
「御冠神楽麟紅の、誘導」
「兄さんの……?」
女は無言で頷いた。

