「え……?」
わけがわからず、紫音は一瞬硬直してしまった。開いた口が開かない紫音の代わりに、杖を構えたまま藍奈がもう一度尋ねる。
「もう一度聞くわ。あなた、何者なの……?」
「そちら側の質問は許可しておりません。大人しくこちらの要求を呑んでいただければあなたたちに危害は加えません」
人影は淡々と答えた。藍奈の額を一筋の汗が流れた。
「ブライト、明かりよ!」
藍奈が杖を構えたまま唱えると、杖の先が強く光った。
人影は一瞬身構えたが、攻撃の魔法ではないとわかるとすぐに腕を下ろした。
人影は女だった。しかも、
「に、忍者さん……ですか?」
ピョコン、と茜の頭から狐の耳が飛び出した。
目の前の女は、確かに忍装束(しのびしょうぞく)だった。それも、一際鋭い、麟紅といい勝負の目つきだ。
わけがわからず、紫音は一瞬硬直してしまった。開いた口が開かない紫音の代わりに、杖を構えたまま藍奈がもう一度尋ねる。
「もう一度聞くわ。あなた、何者なの……?」
「そちら側の質問は許可しておりません。大人しくこちらの要求を呑んでいただければあなたたちに危害は加えません」
人影は淡々と答えた。藍奈の額を一筋の汗が流れた。
「ブライト、明かりよ!」
藍奈が杖を構えたまま唱えると、杖の先が強く光った。
人影は一瞬身構えたが、攻撃の魔法ではないとわかるとすぐに腕を下ろした。
人影は女だった。しかも、
「に、忍者さん……ですか?」
ピョコン、と茜の頭から狐の耳が飛び出した。
目の前の女は、確かに忍装束(しのびしょうぞく)だった。それも、一際鋭い、麟紅といい勝負の目つきだ。

