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「ったく……。どうせこーゆー時はだいたいが取り越し苦労で心配するだけ無駄なんだよ」
と、そう毒づきながらも麟紅はポケットから携帯電話を取り出した。なんだかんだ言いながらも、正直自分の妹が心配なのだ。
しばらくプルル、と言う音が続いた。
「……ああ、紫音か?」
“わたしのケータイに電話してあーちゃんが出たら驚くでしょ?”
「まあ確かに」
といつものように軽い冗談を言い合い、
「なんかあったか?」
と状況を理解しなければまったくもって意味不明な質問を投げかけた。
“え……! え、え~っと……いや、別に何にもないわけでもないわけでも……”
携帯電話からなんともあやふやな回答が返ってきた。途端さっきまでの向こう側の騒がしさがなくなり静かになった。
「え~と、とにかく無事なんだな?」
“え? う、うん、無事、は無事、だけど……きゃあ!!”
今度は突然何かが割れる音が聞こえた。ガラスでも割ったのか? と思ったが、とりあえず命に別状はないようなのでそれぐらいにしておく。「わかった。すぐ帰るから」と言い残して電話を切った。
「ったく……。どうせこーゆー時はだいたいが取り越し苦労で心配するだけ無駄なんだよ」
と、そう毒づきながらも麟紅はポケットから携帯電話を取り出した。なんだかんだ言いながらも、正直自分の妹が心配なのだ。
しばらくプルル、と言う音が続いた。
「……ああ、紫音か?」
“わたしのケータイに電話してあーちゃんが出たら驚くでしょ?”
「まあ確かに」
といつものように軽い冗談を言い合い、
「なんかあったか?」
と状況を理解しなければまったくもって意味不明な質問を投げかけた。
“え……! え、え~っと……いや、別に何にもないわけでもないわけでも……”
携帯電話からなんともあやふやな回答が返ってきた。途端さっきまでの向こう側の騒がしさがなくなり静かになった。
「え~と、とにかく無事なんだな?」
“え? う、うん、無事、は無事、だけど……きゃあ!!”
今度は突然何かが割れる音が聞こえた。ガラスでも割ったのか? と思ったが、とりあえず命に別状はないようなのでそれぐらいにしておく。「わかった。すぐ帰るから」と言い残して電話を切った。

