~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王

「どうしたでござるか?」

 やはり何の緊張感もなく朽葉は尋ねた。麟紅は座り込んだままさらにため息を一つ。

「来たんだよ……。<黄金の暁>が」

「「……ええ!?」」

 一瞬間があったが二人の声が見事に重なった。

「ちょ、ちょっと待つでござる……! ここは落ち着いて……ええ!?」

「お前が落ち着けよ!!」

「ど、どどどんな人!?」

「女だ。それに日本刀を持った」

 麟紅はついさっきのことを簡潔に二人に話した。もちろんアズラクのことも話には入っているが、魔法使いだからといって別に驚きはしなかった。

「そ、それでその御柳という者は何処(いずこ)へ?」

「知るか。何か呼ばれたとか言って勝手に行っちまったよ」

「そ、そうでござるか……ん?」