*
「行ったか?」
「う、うん」
「クソ、いててて」
ゆっくりと麟紅は立ち上がった。正直に言えば、体中ガタが来ていてこのまま寝ていたかったが。
「こんなに早く<黄金の暁>がやってくるたぁ思わなかったっつーの」
「どうする? 僕の知り合いに治癒に長けた人がいるけど」
「魔法使いか?」
「う、うん。そ、そうだ、なんで麟紅くんの右目に予知眼なんてものがあるの?」
そういえば、逃げる最中に「後で話す」とか言っていた覚えがあった。しかし……
「正直俺も知らねぇよ」
「へ?」
「気付いたらこんなものが使えるようになってた、っつーのが正しい言い方かな」
「へ? で、でも他に魔法使えないんでしょ? だったらなんで予知眼とか知ってるの??」
ああそういえばそのことも言ってなかったな、とややこしい状況になってしまったことに後悔する。
「行ったか?」
「う、うん」
「クソ、いててて」
ゆっくりと麟紅は立ち上がった。正直に言えば、体中ガタが来ていてこのまま寝ていたかったが。
「こんなに早く<黄金の暁>がやってくるたぁ思わなかったっつーの」
「どうする? 僕の知り合いに治癒に長けた人がいるけど」
「魔法使いか?」
「う、うん。そ、そうだ、なんで麟紅くんの右目に予知眼なんてものがあるの?」
そういえば、逃げる最中に「後で話す」とか言っていた覚えがあった。しかし……
「正直俺も知らねぇよ」
「へ?」
「気付いたらこんなものが使えるようになってた、っつーのが正しい言い方かな」
「へ? で、でも他に魔法使えないんでしょ? だったらなんで予知眼とか知ってるの??」
ああそういえばそのことも言ってなかったな、とややこしい状況になってしまったことに後悔する。

