「ふ~ん、で、璃寛が読心術の能力者ってわけか」
「そういうこと」
カーキーが相槌を打ってくれた。
興奮した紫音が今度は話の矛先を檸檬に向けた。
「ねーねー! そういえばれーちゃんはどんな超能力が使えるの?」
「あたし? あたしねー、瞬間移動(テレポーテーション)だよ! 見ててね!」
そう言うと檸檬は両手にぐっと力をいれ、目をしかめた。
次の瞬間に檸檬はその場から姿を消した。
隣にいた紫音がなぜかよろけたが、気にするほどのことでもない。
「こっちだよー!」
振り返って前を見ると、十四、五メートル先で手を振っている檸檬が見えた。
「障害物がなかったら直線に二百メートルまでは行けるよ。お兄ちゃんが「檸檬はもっとすごくなる」って言ってたからもっともっと距離は伸ばせるはずだよ!」
へへ~と笑って、檸檬は兄の待つエレベーターの方まで走っていった。
まだ興奮が冷めないのか、がらにもなく紫音まで走って追った。
「そういうこと」
カーキーが相槌を打ってくれた。
興奮した紫音が今度は話の矛先を檸檬に向けた。
「ねーねー! そういえばれーちゃんはどんな超能力が使えるの?」
「あたし? あたしねー、瞬間移動(テレポーテーション)だよ! 見ててね!」
そう言うと檸檬は両手にぐっと力をいれ、目をしかめた。
次の瞬間に檸檬はその場から姿を消した。
隣にいた紫音がなぜかよろけたが、気にするほどのことでもない。
「こっちだよー!」
振り返って前を見ると、十四、五メートル先で手を振っている檸檬が見えた。
「障害物がなかったら直線に二百メートルまでは行けるよ。お兄ちゃんが「檸檬はもっとすごくなる」って言ってたからもっともっと距離は伸ばせるはずだよ!」
へへ~と笑って、檸檬は兄の待つエレベーターの方まで走っていった。
まだ興奮が冷めないのか、がらにもなく紫音まで走って追った。

