~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王

 そうだった。思い出した。ついさっき、あの少年自身が言っていたことを。

“「負けた後にどうするかがそいつの本当の強さが問われるんじゃねぇか?」”

「麟紅くんはまだ戦ってます」

 少し落ち着いた茜の声が、三人の耳に入る。

「逃げちゃだめです。戦いましょう」

 藍奈は気づいた。この少女の目は、なんてまっすぐなんだろう。半妖として虐げられてきただろうに。それでも彼女は強い意志を持っていた。自分なんかより断然強い意志を。
 これが彼女の強さなのだ。だったら自分の強さは……?