~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王

「アカネ……。もう、無理よ。わたし達は負けたの」

 藍奈は上半身を起こして呟いた。遠くの方で御柳が自分たちに止めを刺す準備をしていた。
 しかし、茜はなぜか首を縦に振った。

「そうです! 負けたんですよ!」

「え……?」

 そう呟いたのは紫音。ボロボロの体を必死で奮い立たせ立ち上がる。
 意味がわからなくなり、藍奈も立ち上がって茜に問い詰める。

「わけがわからないわ。負けたのにあきらめるな? 日本語を理解してるの?」

「麟紅くんが言った言葉、藍奈さんは忘れたんですか?」

「あ……」

 思わず言葉に詰まってしまった。