~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王

 そうか、そういうことだったのか。
 あのカーキーと一戦交えたときに気づくべきだった。
 ウェールズ魔法学院最優秀生徒と謳(うた)われておきながら、いざ“本物の”魔法使いと戦えばこの様である。まったく、最優秀生徒なんぞ肩書きにしかならないことがよくわかった。これが現実だ。自分たちは負けたのだ。負けた……

「まだです!!」

 強い、力のこもった声が、藍奈の耳に響いた。

「まだあきらめちゃだめです!!」

 力強く拳(こぶし)を握り締め立ち上がったのは茜だった。