~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王

「きゃぁあああああああ――――!!」

 風の刃が作り出した風圧で、四人は十数メートルを吹き飛ばされた。吹き飛ばされた勢いのまま、追い討ちをかけられたようにコンクリートの地面に体を強く打ちつけ、藍奈は一瞬意識が飛びかけたのを感じた。
 勝てない……。
 直感的に気づいた。
 今更気づいたところで、もう遅いのかもしれない。四人がかりで戦ってもたいした傷さえ負わせることができない。逆にこちらが一方的にやられるばかりである。
 ふと、一ヶ月ほど前にカーキーが言っていた言葉を思い出した。

“「見せてやるよ。本物の魔法使いって奴を」”