~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王

 ぶわっと強烈な風が吹き、藍奈と紫音は数メートルを吹き飛ばされた。風の刃が服を切り裂いてしまったが傷を負うには至らなかった。
 慌てて茜が二人の下へ駆け寄り、抱き起こす。茜に抱き起こされながら藍奈は苦々しく唇をかんだ。

「魔法障壁(まほうしょうへき)があるのに、こんなにくらうなんて……!」

「しつこいなぁ。そろそろ終わりにさせてもらってもいいかい?」

 明らかに余裕の感情を込めて、御柳は言い放った。
 その一瞬を狙って檸檬が登場、すかさず跳び蹴りを繰り出す、が、

「しつこいっつってんだろ!!」

 その檸檬よりも速い速度で、御柳の回し蹴りが檸檬の横腹をとらえた。