~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王

「帝の力も、悪くはねぇな」

 ポツリと少年は呟いた。

「ただ、ちっとばかし熱すぎだ」

「竜王術さえ自分(テメエ)の力にするとは」

 一部始終を黙って見ていた“戦車”は、驚愕とともに感嘆の呻きを上げた。

「素晴らしい……、それでこそお前は倒す価値がある」

「知ったこっちゃねぇ」

 麟紅は手を一度握り、もう一度開く。

「テメェみてぇな中途半端な奴は俺が倒して、“本物の強さ”ってやつを見せてやるよ」

 麟紅の手のひらの上で炎が踊った。