~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王

 帝の竜は思わず額に手を当てた。

“今だけだ。こいつは俺の手で倒さねぇと気が済まねぇ”

「……」

“わかったか?”

 ふぅ、と帝の竜には似合わないため息がその口から漏れた。

「わかった。しかし」

 とそこで一呼吸はさみ、

「この体はもともとお前のものだ。壊れようとどうなろうと、私には関係のないことだ。それだけは覚えておけ」

 麟紅は、馬鹿にすんなとばかりに笑った。

“上等”

 そして、炎がさらに、爆発した。