~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王

「……く……あ……」

 帝の竜の口が、苦しそうに何かを呟いた。

「あ?」

 だが当の帝の竜は、信じられないという風に目を見開いているだけだ。

「なんだ? なんか言ったか?」

「麟紅! 無茶は止せ!」

 ぎちぎちと帝の竜の腕が持ち上がる。人差し指をまっすぐに“戦車”へと向けた。

「……!」

「なんだ?」

 “戦車”が問い返す。

「……ふ、ざけ……た……こと……い、じゃ……ねえ!!」