~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王

「その先に何があるという?」

「知るか。上り詰めた先に何があろうがなかろうが関係ねぇ。上り詰めて、上から下を見下ろすのがいいんじゃねぇか」

「わからんな」

 帝の竜は一言で切って捨てる。“戦車”も呆れたように首を振るばかり。

「テメエにゃわかんねぇよ。所詮テメエは最初から頂点にいる奴だ」

「……」

「だが、今の俺の目的はテメエなんだよ」

 強い風が、二人の髪を揺らした。

「竜王術、テメエを頂点から叩き落して、俺が頂点に立つ。そのためなら、俺は悪だって何でもやるさ」

 ピク、と帝の竜、いや、“その体の持ち主”の眉がつりあがった。