~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王

 帝の竜の問いに“戦車”は本気で理解ができていないようだった。しかし帝の竜は構わず問いかける。

「力を手に入れてなんになる。有り余った力は身に余るのみ。場合によっては身を滅ぼすぞ」

「そんなんはどうでもいいんだよ」

 “戦車”は呆れたように手を上に向けて首を振った。

「魔法使いなら誰しも考えることだろう? いや、そうか、お前は魔法使いじゃなかったな」

 “戦車”はそこで一息入れ、天に向けて一本の指を立てた。

「頂点だ。俺たち魔術師ってのは常に頂点を目指すもんだ。たとえどんな強者が相手だろうが、それさえ踏みにじり天辺を目指す」