~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王

 焦げたガンドーラを眺め、“戦車”は思わず感嘆の笑みを顔に出してしまった。

「素晴らしい……これだ、これこそが俺が求めていた力」

 ゆっくりと立ち上がり、指をはじいた。パチンという音とともに、指の先に小さな炎が生まれた。
 帝の竜はもう一度腕を横に広げ、炎の蛇を“戦車”に向けて投げつけた。
 炎の蛇が“戦車”を喰らおうとした瞬間、“戦車”の指先の炎が肥大化し、炎の蛇とぶつかり合い、互いに相殺し打ち消した。

「いよいよ、本気で来るのか?」

「ああ、もちろん」

 帝の竜の問いに、“戦車”は淡く笑んだ。

「さあ、第二ラウンドの開始だ」

 炎と炎が再び激突した。