~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王

 背後から声が聞こえた、と思い後ろを振り向くと、自分のすぐ後ろに紫音がいた。いつの間にこんなところにいたのだろうか。
 その紫音が、ゆっくりと目を開ける。

「! 紫音!!」

 麟紅が声をかけると、紫音はふらふらと体を起こした。麟紅がその体を抱き起こす。

「大丈夫か!?」

「う、うん、なに?」

「説明してる暇はねぇ! 動けるか!?」

 ゆっくりと、紫音は首を縦に振った。麟紅が抱えて立たせると、その足はまだふらついていたが、目はだいぶ冴えてきているようだ。

「どう、なってるの?」

「よく聞け」