「がっ、く」
ペッ、と麟紅は口に溜まった血を吐いた。
「つ、強(つえ)ぇなぁ……」
たった一撃で脳に来てしまった。一瞬でも気を抜けば意識を失ってしまいそうだった。
今まで何度も喧嘩はやってきたが、ここまで強い人間とは戦ったことがない。
(こいつは“強い奴”のレベルじゃねぇ……“達人”じゃねぇか)
久しぶりに腕が震えているのを感じた。
「ふ、震えてやがる……。いつ以来だ……?」
武者震い、ではない。完全に、恐怖によるものだった。
そんな麟紅の様子を見て、“戦車”は鼻で笑った。
「ふ、なんだその様は。それで竜王術を使わないなどとわけのわからんことを言うのか?」
「くくく、まったくだ」
まったくもって馬鹿の領域だ、と麟紅は自嘲した。その時、
「ん、うん……」
ペッ、と麟紅は口に溜まった血を吐いた。
「つ、強(つえ)ぇなぁ……」
たった一撃で脳に来てしまった。一瞬でも気を抜けば意識を失ってしまいそうだった。
今まで何度も喧嘩はやってきたが、ここまで強い人間とは戦ったことがない。
(こいつは“強い奴”のレベルじゃねぇ……“達人”じゃねぇか)
久しぶりに腕が震えているのを感じた。
「ふ、震えてやがる……。いつ以来だ……?」
武者震い、ではない。完全に、恐怖によるものだった。
そんな麟紅の様子を見て、“戦車”は鼻で笑った。
「ふ、なんだその様は。それで竜王術を使わないなどとわけのわからんことを言うのか?」
「くくく、まったくだ」
まったくもって馬鹿の領域だ、と麟紅は自嘲した。その時、
「ん、うん……」

