~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王

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 後方から爆発の音が届き、同時に紅蓮の炎が巻き起こるのが見えた。

「く、朽葉さん!?」

「バカ! しゃがみなさい!!」

 襟を藍奈につかまれ、そのまま茜は腰から地面に引きずられた。その際「ふにゃ」という情けない声が茜の口から漏れた。
 その茜の頭上を、幾枚もの風の刃が猛スピードで通り過ぎていった。
 その横から檸檬が飛び出し、拳を構える。

「僕が行くのだ!」

「大丈夫なの!? あなた瞬間移動しかできないんじゃ……!」

「なめないでほしいのだよ」

 ふらつく茜を立たせながら問う藍奈に、檸檬はえらそうに人差し指を振りながら答えた。

「こーゆー時のために、お兄ちゃんと一緒に空手を習っていたのだ。ちなみにお兄ちゃんは免許皆伝なのだ!」