「くくく」
「? 何かおかしいか?」
男は額に手を当て、さらに笑い声を大きくした。どこか狂っているようにしか見えなかった。
しばらくそうやって笑い続けた後、額から手を離し、そうだ、と口を開いた。
「自己紹介がまだだったな」
「自己紹介ぃ?」
脅しのつもりで少し目を鋭くしたが、もちろん微動だにしない。
男はそんなことには無関心に、両手を胸の前で合わせた。
「<黄金の暁>七番のカード、アブドゥラ。人は俺を“戦車(チャリオッツ)”と呼ぶ」
そのままの姿勢で一礼する。そして今度は両手を平行に並べ、低くつぶやいた。
「祈りたまえ、願いたまえ……」
突如、その手の間から橙色の炎が現れた。
「俺が使う魔術は、炎術だ」
炎が、“戦車”手の中で揺らめき、不気味な表情を見せた。
「? 何かおかしいか?」
男は額に手を当て、さらに笑い声を大きくした。どこか狂っているようにしか見えなかった。
しばらくそうやって笑い続けた後、額から手を離し、そうだ、と口を開いた。
「自己紹介がまだだったな」
「自己紹介ぃ?」
脅しのつもりで少し目を鋭くしたが、もちろん微動だにしない。
男はそんなことには無関心に、両手を胸の前で合わせた。
「<黄金の暁>七番のカード、アブドゥラ。人は俺を“戦車(チャリオッツ)”と呼ぶ」
そのままの姿勢で一礼する。そして今度は両手を平行に並べ、低くつぶやいた。
「祈りたまえ、願いたまえ……」
突如、その手の間から橙色の炎が現れた。
「俺が使う魔術は、炎術だ」
炎が、“戦車”手の中で揺らめき、不気味な表情を見せた。

