~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王

「余計な奴もいなくなったことだし、ちゃっちゃと始めちゃおうか」

 優雅に刀を横に払い、御柳は言った。と、途中で刀の動きを止め、そうだ、と呟いた。

「あんたたちの名前ぐらいは聞いておこうか」

「……椿、藍奈」

「ゆ、夕凪茜です」

「弁財天檸檬だよぉ!!」

 三者三様の方法で答えた。御柳はそれを聞いて、ふーん、と微笑した。

「藍奈と茜と檸檬ね。覚えたわ。じゃ、あたしも改めて自己紹介といこうか」

 言って御柳は刀を袈裟に薙いだ。

「今宵踊るは柳の綺羅星(きらぼし)、風に流れて闇夜に消える」

 刀を持った右手を空に突き出し、刃は上に、剣先は下に向け、御柳は笑った。

「流麗(るれい)柳葉流剣術、御柳蛍。<黄金の暁>は十八番のカード、“月(ザ・ムーン)”。あたしの愛刀“月光”があんたたちの相手をしてやるよ」

 秘剣“月光”が月明かりを受け、銀色に怪しく輝いた。