~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王

 はあ、と深いため息をついた。それからもう一つ、口を開く。

「他はこの先を進みな。ただ、御冠神楽麟紅以外の奴らは、この先で相手してくれる奴がいるから、そいつに相手してもらいな。わかったらさっさと行け」

 親指を後ろに立てて、行け、と合図をする。
 麟紅が朽葉に目で聞くと、朽葉は逆に行け、と返してきた。

「じゃ、遠慮なく行かせてもらうぜ」

 と麟紅は腰をはたいて走り出した。それと同時に藍奈、茜、檸檬も後をついてくる。
 焔崎の横を通るときも、やはり何もしてはこなかった。

「さあ、姉ちゃん。めんどくせえから、さっさと終わらせようか」

 焔崎はそう言って、革ジャンの内側から数本のくないを取り出した。

「お主も、忍者……でござるか」

 朽葉も同じように、腰に下げた袋からくないを取り出した。