~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅱ 竜と炎の王

「な! <黄金の暁>だと!?」

 麟紅が驚愕の声を上げると、焔崎はめんどくさそうに頷いた。少しイライラしたが、それでも麟紅は尋ねなければならないことを尋ねた。

「だったら、お前が紫音をさらった奴か……?」

「さらったのは俺じゃなくて銘苅(めかる)だ。それに御冠神楽麟紅、お前に用があるのは俺じゃねぇ。もう一つ言えば、俺が用があるのはお前じゃなくて」

 そう言って、焔崎は人差し指を麟紅の隣に向けた。

「せ、拙者か……?」

「そ。ホントは読心術を持ってる奴の相手をするはずだったが、運良くいないようなんでね。主要三人のうちの最後の一人を相手にしろってよ」