危険なカラダ。

「なっち~」

早速、なっちと呼んでくれる生徒のみんな。


やっぱり、教師になってよかった。

素直な子たちで本当によかった。



だけど相変わらず視線はチクチクと刺さる。

彼の目があたしを見てる。


ーチアキ…


って言ってた。


なんだか、



苦手…。




そんなにまっすぐ見ないでよ。

また、緊張が治まらなくなるじゃない。



アタシ、あのコにキスマーク

つけられたってこと?



考えられない。

見るからに、そういうこと
しなさそうなのに。