「黒鳥学園前―…」 (あぁ…駅に着いてしまったわ…。) 火傷が熱くうずいているのがわかった。 体中がほてっていた。 「ち…痴漢様…ッ」 思わず声に出していた ゆずかはいつのまにか学校に着き、上靴を履いて、自分の教室の自分の机に座っていた。 習慣ってすごいな…。 改めて実感した。