そうか…。



入学してしまったんだ。




女子高に。




「…嘘だろ…!!!!」



たとえ記憶がないとは言え、女子高なんて…!!!



「ありえねぇっつーの…」


スカートがヒラヒラと
足にぶつかる。




『犬でも飼うわ』





でも…。


あの言葉を聞いた瞬間、なぜか安心したんだ。

もう、母は大丈夫。

そう思った。



もう、後には


戻れない…。