「リッカ、今日、レンレンは?」

あたしが最近連れているL-No.5レンの姿をエルが探す。

「うん、今日はレンじゃなくて、こいつなの」

で、あたしはあの欠陥品、L-No.6ジンを示した。

頭一個上から、やっぱり無表情であたし達のやり取りをジンが黙って見下ろしていた。

「あ、これ、やっぱり、レプリカなんだ」