Replicant・Lover's-L No.6

薄暗い舞台裏からステージで打合せをしているリッカの姿は、さっきまでそばにいた人間には見えなかった。

ジンがひとつため息を吐き出し、踵を返した。

「おい、どこ行くんだ?」

「もう、再生終了だ」

「あ、そんな時間か」

「ヨシダ、シャワールームでいいな?」

背中を見せたまま、肩越しに確認する。