レンの答えに満足して、ジンはゆっくり首を縦に振り、部屋へと向かった。

ドアノブに手をかけ、部屋に入りながらジンが、一度立ち止まる。

「それから、さっきの続きを頼む」

「うえっ、情報交換まだやんの?」

舌を突き出して、レンが露骨に嫌な顔をする。

「ああ、さっきのやつから、さらに一か月前の分だ」

その言葉にげっそりとレンが肩を落とした。